いよいよ第8話、プロポーズです。今回最長かも。
冒頭の現代のシーンで明希が最終回の発言につながる重要な言葉を言ってました。こんな事言ってくれる人に出会えたのも、亜紀のおかげなんですよね。
「亜紀さんの存在がなかったら、松本君は私に一樹を産めって言った?そんな風に亜紀さんは松本君の中で生きてるんじゃないかな。忘れるとか、忘れないとかじゃなくて、もう、ずーっといる」
亜紀が真島さんの遺した言葉から、アボリジニの世界観に共感していくのもこの頃から。
サクちゃんに聖地・ウルルを見て、写真撮ってきて欲しいと言うんですよね。
オーストラリアの赤い地の上に寝そべったサクちゃんの目に映る空。一枚の写真。きれいでした。
この回は白血病とずっと闘うことのつらさ、厳しい未来が度々取りあげられていて、、、悲しいです。この後一話ごとに現実が厳しくなっていくから。亜紀にはそんな未来もなかったから。
「君は大学はどうするんだ。
治療は何年かかるか分からないんだぞ。
君の人生っていうのもあるだろう」
「あと何日、あと何年、あと何十年。何本テープがたまるまで。
でも、とにかく生き延びればいいのだ。その日まで。」
そして、なんといっても亜紀ママの偉大さを感じた回です。
「疲れる。もう来ないで」とテープを渡されて、落ち込むサクちゃん。
自分だってつらいのに亜紀ママはサクちゃんの弱さ、つらさを受け止めてあげるんですよね。
「それから?」
「うん、、、うん」
って優しく包み込むような笑顔で。3話の亜紀と一緒。
恥ずかしいくらい泣いちゃうサクちゃん、無理もないよ。
病室の亜紀&亜紀ママのやりとり、何度見ても涙が出ます。
亜紀ママが初めて亜紀の前で涙を流します。女だから、母親になったからかもしれませんが、この二人の心情はすごく丁寧に描かれていて、胸が苦しくなりました。亜紀の病状が悪くなったのが生理が来たから、とか、スケちゃんの姪っ子の写真とか、細かい小道具が効いてるし、セリフがいい。
「手間ばっかりかかるけど、お母さんはつきあってね」
「手間だなんて思ったこと一度もないわよ」
「でも親子と恋人は違うじゃない
サクはこれからいろんな世界に行ってちゃんと出会いもあって、
私のほうがいいよって言えるもの何ひとつないと思うんだ
髪の毛なくて、一人で髪も洗えなくて、お金ばっかりかかって、性格 もひがみっぽ くて
きっと、子供とかも無理っぽいよね
そんな女、選ぶ理由何もないよね
生きてたら、それって遠くないよね
でもそれくらいは生きてそうな気がするよね
お母さんはいてね。お母さんだから
いてね。ずっといてね。いてね。」
あともう一つこの場面で私の涙腺が弱い理由があります。私の姉は7年ほど前に原因不明の病気で入院してました。高熱が毎晩出て、解熱剤飲むと収まって、でもまた薬が切れると上がっての繰り返し。体は衰弱するし、気力は無くなるし、薬の副作用で全身に発疹が出て、先の見えないつらい日々。母は毎日毎日病院へ通っていました。少しでも栄養のつくものを、とスープを水筒に入れて持って行ったり、あらゆる医療関係の知人に相談したり。父は病院でも記録とってるだろうに朝昼晩の体温、薬の種類、量、時間などを事細かに表にしていました。多分両親は姉を育てていた間も、姉の入院中の世話も「手間だなんて思ったことない」だろうと思います。亜紀のお母さんと同じ。ただただ治って元気になってほしい、幸せになってほしい、そう思っていたんだと思います。二人の母の気持ちが重なって、たまらなかったです。
(幸い姉は原因が分かり、半年間の治療の末、元気になりました。)
嫌いなものランキングからプロポーズへ今日の記事はここまでサクちゃんほとんど登場しませんでしたが、このシーンだけで充分なのです。
テープの中で、ちょっと怒ったような声でランキングを読みあげた後、あの声で「以上、のみ。あとは好き、全部好き。」
亜紀がテープ聞いてる間、窓際に立つサクちゃんの後ろ姿。
まだ高校生なのに、男ですよ。もう、男。
「まだ好きって言われてない」に対する返事、「明日に死ぬとしたら何したい」の答えがプロポーズ。
どこまで素敵なの、サクちゃん。何度リピートしたか分かりません。
そして、この後の二人は本当に素晴らしいです。お互いのことを好きだという、ただそれだけで生きていけるんじゃないか、それだけでいいんじゃないかと思いました。
「私もうサクちゃんにあげられるものなんにも無いよ」
「私といてもいいことなんて無いよ
「もう、何も無いけど、ほんとにそれでもいいのかな」
「じゃあ、結婚して
ここに名前書いて
俺を、幸せにして」
2回目のキスシーン。揺れるカーテン。シルエットがきれい。
僕達は失い続けた。
分かち合える未来も。描ける夢も。当たり前だと思っていた幸せも。
もう何も残っていなかった。
たった一つをのぞいては。
廣瀬亜紀が好きです。とても。とても。
以前takuさんとこから頂いたものです。